Aerial「In The Middle Of The Night」


◎DISC REVIEW
ビートルズトリビュートバンド“Liverpool”が母体となり、カナダのトロントで結成されたモダーンポップバンド。こちらのデビュー作は1978年という事で、ビートルズからクイーンに接近したサウンドの仕上がり。是非、今作の5曲目「If Only I Were Older」を聴いて頂きたい。Jazz収録のジョン・ディーコンの「うちひしがれて(If You Can’t Beat Them)」にギターリフがそっくりだ。どちらも1978年にリリースされているので不思議なミッシングリンクといったサウンド。7曲目の「Race The Sun」などはシアトリカルなモダーンポップな感性が息づいている。英国ロックをカナダで焼き直したクラトゥにも通じる良質なポップバンド。Aerialは2枚のアルバムを残して消えてしまったが2in1でCDが手に入るはずだ。セカンドアルバム『Maneuvers』収録の「Tears That You Cry」は超ド級のモダーンポップ名曲になっているので要チェックだ。


 

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