ROVE BARD「Tone Rush」


◎DISC REVIEW
1980年に「Born Free Spirit」でフォーライフレコードよりデビューした北海道出身の3人組バンド、ロブバード。3声のハーモニーには定評があった。日本歌謡界がフォークからニューミュージックに移行していた時期でもあり、高い音楽性が持ちながら市場での評価につながらなかった感もある。1981年のセカンドアルバム『Tone Rush』は彼らの最高作と言って良いだろう。洗練されたサウンドとAOR風味が効いたサウンドは昨今のシティポップブームにも通用する。収録曲の「Magical Night」は同時期のアメリカン・プログレのTouchにも通じる肌触り。このあたりをいち早く取り込んだ日本のバンドは他に居なかったはずだ。今後再評価が進んで欲しいグループの一つ。

ロブバード(80年~83年)が残した名盤の数々と、その後のメンバーの活動の歩みをリサーチング!


 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です