◎DISC REVIEW
81年にリリースされたジム・スタインマンの唯一ソロ作。本来ミートローフへのセカンドアルバム用に制作が進められていたが、最終的にスタインマンのソロ作になった。1977年の『地獄のロック・ライダー』の大ヒットで売れっ子ソングライターになったジム。続編となった1993年の『地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還』に収録された「Rock And Roll Dreams Come Through」の原曲が本作に収録されている。また、地獄のロックライダー3作目の2006年『地獄のロック・ライダー3〜最後の聖戦！』収録「Bad For Good」（ブライアン・メイがギターで参加！）の原曲も本作に入っている。どちらも聴き比べてみるとこれまた、面白い。曲調は一貫して激アツ・大仰なドラマティックな世界観。肉汁濃厚背脂マシマシな世界観で、例えば、クイーンの「永遠の誓い」を更に暑苦しくした感じだ。ジム・スタインマンは2021年に腎不全で他界、ミートローフも2022年に新型コロナウィルスにより他界している。
