◎DISC REVIEW
ベン・フォールズ・ファイブ名義での6枚目のアルバムに当たる今作は2012年に発売された。物憂げなロボットのジャケットが印象的で、トータルアルバムとして完成度が高い。初期のパンキッシュなピアノロックの勢いから、成熟したサウンドへと変化している。完全にフレディ・マーキュリーのピアノロッカーとしてのテイストをベン・フォールズは受け継いでいる。「The Sound Of The Life Of The Mind」は「Don’t Stop Me Now」をより内省的にしたような名曲だ。大人になった彼らのじっくり耳を傾けたい一枚。