◎DISC REVIEW
スコーピオは、ハンガリーのバンド。共産圏のバンドなので、日本にはあまり情報が入ってこない。おそらくハンガリーでは知らない人はいない国民的なグループ。彼らの1974年のアルバムが今作。収録の「Jó lenne, ha szeretnél」を一聴した時にぶったまげた。グランド・ファンク・レイルロードに、クイーンが合体したかのようなエクスペリメンタルなサウンドだったのだ。ディープパープル風のオルガン系ハードではあるがどこか垢ぬけており、ポップ感覚に貫かれていて聴いていて疲れない。資本圏のロック愛好家にはあまりにも見過ごされたバンドだろう。
ハンガリーの国民的バンドSKORPIÓ(スコーピオ)が、クイーン×ディープパープル×グランドファンクでトテツモナク良い件。